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師匠に会いに行く 10 (妊婦さんお灸教室)
☆「師匠に会いに行く」シリーズのはじめは→こちら

【7月10日(月)】
深夜をまたいでお産に立ち合わせていただいたので、
結局は、7月7日・8日・9日・10日と4日間
師匠に御伴させていただくこととなる。

東京へ来て1日顔合わせの予定だったのだけれど、
気がつけばあっという間の4日間だった。

けれど吸収させていただいたものは函館で想像した以上。

今日は今日で、新幹線に乗るまでテンヤワンヤなんだろうな。
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午前9:30

お灸教室の行われる(昨日お産でお邪魔させていただいた)助産院の
最寄り駅で師匠と師匠の治療院の事務兼アシスタントさんと待ち合わせ。

その足で助産院へ向かう。

助産院では1日目に師匠の治療院でお会いした先輩鍼灸師さんと
助産院の院長がお灸教室のセッティングをしていた。

私達も早速手伝う。

お灸教室は10時〜12時で、30分刻み。
午後は、
正期産(37週以降)を越えた方のお産つけのお灸とお灸と生活指導、
逆子の治療なども行われる。

1日目に見せてもらったお灸教室の申込者は2時間で16人だったのに、
当日申込者を見たら、30分枠に5人の名前に増えていて、
20人に増えていた。

師匠も「あれれ」と驚く。
私もたいして役には立てないけれど、気合を入れないと。

お灸教室は、師匠と先輩鍼灸師2人、
治療院のアシスタントさんの計4人で行われることになった。

本当はアシスタントさんは受付要員だったのだけれど、
私は見学人でもあるので、受付をしながら見学をする。

そんな準備をしながら、
もうひとりの先輩鍼灸師さんがいらっしゃって
私も入れさせていただいて、鍼灸スタッフ5人が揃った。

隣の部屋では助産院の院長先生が、妊婦健診の必要な方を診る。
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「おはようございまーす。」

10時からの予約の方々がやってきた。さぁ、怒涛の2時間が始まる。

お灸教室は、初めての方も2回目以降の方もいて、
初めて来た方には逆子の方も結構いた。

初めての方には問診表を書いてもらうので
私もその手配と必要書類を渡しながら、
お持ち帰りいただくお灸を渡しながら、会計しながら、
次回のお灸教室の予約をとりながら、
お灸教室の様子に耳はダンボ。

20人訪問のうち、逆子だという妊婦さんは5人ほどはいた。
しかも、初めてお灸教室にいらっしゃった方々だ。

週数の浅い方は、足湯してもらいながら
冷えない生活指導を徹底的に行ってゆく。

服装を見ていただけで、
女性専門に治療を行っていた端くれ者の私でも
「その格好じゃ、逆子になるよー。」と随分と
「妊婦?」と思う服装の方が、
やっぱりお腹の子が逆子だったりする。

師匠も「逆子じゃ助産院で生めない場合もあるんよ。
今から徹底的に治さな、ここで生めないよ。
この冷える格好じゃ、治るものも治らんよ。
素足はだめ。足首までのズボンと靴下履かな。
でもね、お腹の子が動きやすいように、
腹帯はしばらくとっておいていいよ。
お腹の子が頭下にしたら、もう動かんでいいよと腹帯をするの。
ヌクヌクしたら赤ちゃんはゆったり頭を下にして落ち着くからね。」と説く。

週数も28週を超えた方は、お灸教室を終えた後の後日
師匠の治療院へ訪問するように説かれる。
旦那さん先生(治療院の院長)の全身調整をうけた上で
自宅での逆子の灸とすすめられた生活指導を実践しないと
なかなか治らないらしい。

なにか強い思いがあって「この助産院で生みたい」と
心に決めている妊婦さんばかりだからか、
逆子の場合は「なんとでも治したい」という思いが
相当強く感じるようにも思える。
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そんな風に怒涛の2時間が過ぎて、
午後は、37週を越えた妊婦さんのお産つけのお灸と生活指導、
会陰をやわらかくする運動法を教える。
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そして、もう1人。
午前中のお灸教室を受けた方で
初めていらして32週でお腹の子が逆子ちゃんという方で、
師匠が脈を診たら「あれ?おかしい」と判断された方がいた。
その方は問診表を書きながら「足がすごいむくむ」と言っていた。

その場で、助産師さんへ診察へまわし診てもらうと
どうやら早産気があったらしい。

師匠がお昼をまたいで、逆子を治す指導とさらしを巻く指導。
その後は、逆子の灸の指導を受けて帰られた。

またまたこの師匠はすごい人だなぁと思った瞬間だった。
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午後はその他お二人の37週、38週の方々がいらっしゃった。

お二人とも初産で予定日もとても近い。

またまた師匠が私を
「この人もね、去年初めてお産したんよ。
この人の話もよくきいておいたらいいよー。」と紹介してくれる。

妊婦さんは足湯をしながら
師匠が会陰をのばす運動の指導をされる。

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会陰を伸ばす運動も、逆子をかえす体操も
師匠が助産師さんと独自に考え、その効果をみながら試行錯誤して、
その成功率を高めていき改良を加えていったものなので
ここではどうやるのかは書けません。すいません。

それと、そのお灸のやり方やツボの取り方も
きちんと責任もって行わないとその効果はみられないので
それもここには書けません。すいません。
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もう妊婦さんは、みんな汗をかきかき。

でも、「絶対妊婦は冷やさない」ということを力説されて、
軽くていいお産にするためだと
その方々はよくわかっている様子だった。

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午後2時。

そろそろ私は新幹線に乗る駅へ向かわないと間に合わない。

師匠と鍼灸師の先輩、助産師の先生に声をかけて、おいとまする。

師匠はまだまだ妊婦さんの指導中で
「お産立ち合わせた意味わかるねー?
まずは妹さんをいいお産に導いてあげてよ!
帰り気をつけてね!新幹線ちゃんと乗ってよ!」と言った。

私も「はい!8月中旬にはまた来ますのでよろしくお願いします。」
と答えて助産院を出る。

出る間際、助産院の院長先生が
「お昼食べてないでしょ?これ新幹線で食べなさい。」
と、「うな重」を持たせてくれた。

「ありがとうございました。また来ます!」とその助産院を後にした。
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