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出産難民?
「出産難民」て、なんぞや?
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朝日新聞5月21日付記事 「産科減少 産める場所はどこに

また、産婦人科医のひとりごとさんには
それに関する新聞記事記事が集約されています。
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「自然なお産」・・・なんて話を昨日までしていましたが、
地域によっては分娩施設を選ぶなんてことも出来ないかもしれません。

選ぶなんて選択肢もなく、分娩施設が通えるほどの範囲になく
『出産難民』にさえなるかもしれない・・・と危惧さえされています。

☆〜☆〜☆

私が息子を産んだ分娩施設は、市立の総合病院の産婦人科でした。

産後、私はまたお産が出来る機会が来たなら、
その病院で出来たらいいなと思っていました。

「創真くんの弟ちゃん妹ちゃんもまたこちらで産んで下さいね。
また会えたら私達もとても幸せです。待っていますよ。」
と、退院の際、助産師さんたちが声をかけて下さいました。

その病院の産科スタッフのみなさんは、優秀な本当によい方ばかりで、
私は何ひとつ文句のつけどころのない方々に診ていただきながら
満足のいく妊娠生活とお産、産後を過ごすことができました。

以前いらっしゃた先生が母乳哺育にも積極的な先生で
私は分娩後すぐ息子にお乳を含ませてあげることもできたし、
カンガルーケアもできました。

助産師さんは当たり前のように
「お母さん、肌で温めてあげて。お乳のませてあげよ。」
と言って下さいました。

いわゆる*母乳育児成功の条件(詳細は下記)をもさせて下さいました。

妊婦検診、そして、お産に立ち会ってくださった担当の先生は、
プライベートでもお付き合いのある方でもあり、
私の性格から望むことを先によくわかってくださる素敵な女医さんでした。

自然な陣痛が来たら産んであげたいという意向もよく知ってくださっており
微弱陣痛で子宮口の開きが悪かったけれど
(胎児の胸郭危弱から、最後は陣痛促進剤を使用しましたが)
会陰切開もするかしないかギリギリまで待って下さいました。
(結局は切開はせず裂傷してしまったんですが・・・。)

もちろん不必要な剃毛や浣腸、導尿なども受けていません。
促進剤の投与もその場でもインフォームドコンセントがあり
私も夫も納得の判断の上にして下さっています。
相談もなしに何かされるということは、もちろんありませんでした。
NST(分娩監視装置)も、つけっぱなしということはなく
相談の上、必要外は音を切ったり、はずしても下さいました。
陣痛室もお産も願った夫の立会いもしてもらえました。

他の産婦人科の先生もとても優秀な素敵な方々でした。
感謝しきれないほどの思いがあります。
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施設も数年前に以前の場所から移転し新しく建てられた建物で
陣痛室も分娩室も手術室もその器具も最新。

陣痛室も分娩室も個室。

私の入院した個室はとても広く
個室にシャワーやトイレまでもが設置されていました。
ちょっと広めで簡素なホテルのシングルルームのような感じです。

子供に辛い予後があったお産だったけれど、
新生児室も廊下からは見えないように設置されており、
検査入院した地域母子周産期の中枢病院よりも
幸せ一杯のお母さんとお子さんが目につかないようにも
工夫もされていた施設だと思います。

しかも市立のことだけあるのか、
個人病院の入院費より格段におさえられた支払い額で、
びっくりした覚えがあります。
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しかし、今年3月31日付で、その病院の産婦人科は
入院・分娩を扱うことを辞め、外来だけとなりました。

あの立派な陣痛室も分娩室も使われていません。

なんてもったいない・・・・

それまでいらっしゃった産婦人科の先生方は
遠くへ転勤されたりしました。

幸い私がお世話になった先生は、
現在は市内の他病院へ勤務されているので、
私はその先生に今後もお世話になれることを望んでいます。
(大変な勤務だとは思いますが、やっぱり辞めないでほしい・・・)

☆〜☆〜☆

特に北海道の土地は広大で、
ある程度の主要都市(札幌・函館・旭川・苫小牧・釧路あたり)は
分娩施設がいくつか存在していますが、
町村部などでは通える範囲に分娩施設がなかったりもします。

産婦人科医の特異な多忙な面やあらゆるリスクなどから
産婦人科医のなり手、産科医の不足が叫ばれ、
また、分娩施設が統合され、
取り扱える患者数、分娩数が減ってしまうことも確かなようです。

いくら少子化とはいえ、
分娩施設の統合や閉鎖の影響をも受け、
ちまたでいいと噂の流れる産院では
取り扱う検診の妊婦数、分娩数があふれかえり、
大変な事態になっている産院さんも存在しています。

ある病院では転院・里帰り出産では、
分娩予約さえ入れてもらえないのです。

多忙な院内ゆえに、
もしかしたらしてもらえるべきケアも、
してもらえない可能性さえも実はあるのかもしれません。

・・・実はこの街でもその現象が起きています。

あなたの街はいかがですか?

☆〜☆〜☆

↓別角度からみると母乳オンリーだけの
 内容ではないことをご理解下さい。
 フォローの必要性は完母以外にも言えることだと思います。
 
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*母乳育児成功のための10カ条

(WHO/UNICEF: the Ten steps to Successful Breastfeeding,1989)
(WHOとユニセフの共同宣言
『母乳育児成功のために
 〜だれでも知っておきたい母乳育児の保護、推進、支援
 〜産科医医療施設の特別な役割』)

1.母乳育児についての基本方針を文書のし、
  関係するすべての保健医療スタッフに周知徹底しましょう
2.この方針を実践するために必要な技能を
  すべての保健医療スタッフにトレーニングしましょう
3.妊娠した女性すべてに母乳育児の利点と
  その方法に関する情報を提供しましょう
4.産後30分以内に母乳育児が開始できるよう、
  母親を援助しましょう。
5.母親に母乳育児のやり方を教え、
  母と子が離れることが避けられない場合でも
  母乳分泌を維持できるような方法を教えましょう
6.医学的な必要でない限り、
  新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにしましょう
7.母親と赤ちゃんが一緒にいられるように、
  終日、母子同室を実施しましょう
8.赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけの授乳を勧めましょう
9.母乳で育てられている赤ちゃんに
  人工乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう
10.母乳を支援するグループを作り後援し、
  産科施設の退院時に母親に紹介しましょう

<出展:日本母乳の会運営委員会編集・発行、1999年>
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| マタニティ(プレママケア) | comments(12) | -
コメント
★楓太ママさんへ
楓太ママさんの街でも危機感がありますか・・・。
少子化問題もしかり、安心して生めるというのは大事な条項ですよね!
| なちゅら→楓太ママさん | 2006/05/29 8:59 PM |
私の住んでいるところは子育てしやすい町にも選ばれ、
出生率も全国に比べると高いほうだと言われてましたが、
やはり先日、産院自体は減ってないけど緊急に対応できる総合病院が
閉鎖になりかけていると聞きました。

たしかに個人病院でも一週間入院していましたが
先生(2人)はいつ休んでいるんだろうと思いました。
産婦人科の先生は医療裁判を起こされる数も多いみたいで
大変なお仕事だと思いますが、少子化という大きな問題もありますし、
少なくならないで欲しいと思います。
 
次の出産も不安があるので総合病院でという希望も少しあります。
少しでも安心して産める環境をと思っているのに
なくなるのは不安ですね。

なちゅらさんの出産された病院とってもよさそうなのに本当に残念ですね[ナク]
次の子の時には復活することを願いますね。
| 楓太ママ | 2006/05/29 9:54 AM |
★あおママさんへ
ですね[ニコ]

妊婦生理に詳しい治療家の先輩は、
「妊婦はある意味ぼーっとしていたほうがいい」
と説かれています。
難しい事考えると頭が固くなり(頭蓋骨癒合がしまる)
連動して骨盤の癒合も締まるので^^
おおらかにかまえているのが一番のようです[ハート]

しかし帝王切開の子がうんぬんも、
いわれのない事でなんだかゆるせないなぁ[オコル]
| なちゅら→あおママさん | 2006/05/27 7:44 PM |
そうですね。妹さんも辛かったでしょうね。やっぱりいいと言われていることはやりたいけど、全部が全部万人に叶うわけでもないですもんね。どんなこともみんなが納得できるのは無理ですね。帝王切開の子は根性なしとか、そんなことも言われたりもするらしいですね。それもひどいですよねー。
姉は母乳にこだわり第1子は完母にしてましたが第2子は混合[アセ]仕事復帰の都合なんかもありますもんね。
更に姉は第1子妊娠中の頃、安産の為すごーく運動してたんですけどね、実際は42時間の陣痛と闘いました[ナク]
そんな感じで客観的に見て学習?した私は、お産や育児に関してあまりこだわりがなくなり[ニコ]もちろんできる努力はしましたが「その時にならなきゃわからない〜[オンプ]」なんて、のんきな妊婦でした[キラリ]
今の私にはどんな産まれ方でも、どんな育て方でもとにかく生きてくれることに感謝したいなーなんて思います[ハート]もちろん良いにこしたことはないですけどね[キラリ]
| あおママ | 2006/05/27 7:27 PM |
★あおママさんへ
個人の産院さんだと先生お独りのところも多いし、
ほんといつ先生休息とっているの?と感じますよね[ウンウン]

母乳。前回記したように私の妹も
お産の際の出血が多く数日間寝たきりとなり、
母乳があげられませんでした。
そのため母乳産生も早くにストップしたので、
甥はミルクで育っています。それもスクスク[ニコ]

妹もすごくあげたかったそうです。
偶然子供を連れて近所のおじさんに会い、
「母乳か?」なんて聞かれて「いやミルクです。」と答えたら、
それでも母か?のような返答をされたそうです。
すごく彼女も辛かったと思います。
周りの認識も別角度を見て欲しかったと思いました。
成功条件の6.の逆。
「医学的必要性」のあるケースもあるはずです。

あおママさんのお姉さんもお母さんも、
周りが別角度も認識して下されば、
心の傷がなかったかもしれませんね・・・

そして、記載したWHOも提唱している
母へのフォローがその時あれば、
母乳に関してトラウマも生じなかったのかな。とも感じます。
(記したWHOの提唱は、
完母に関してだけではない内容だと私は思っています。)

私が妊娠中に通っていた
マタニティスイミングの先生が常々言っていました。
「スイミングは安産への補助効果があるけど、
誰もが安産となると言えるわけじゃないよ。
乳腺刺激の体操もしてるけど、
場合によっては出ないケースもあります。
でもね、今のミルクはいいものも多いから
それはそれで頭を切り替えること。」と。

お産と同じように育児もこだわりすぎず
その場その場で切り替えていくことが
大事かもしれませんね・・・ [フタバ]
| なちゅら→あおママさん | 2006/05/27 5:59 PM |
★心海ママさんへ
心海ママさんも影響受けましたか・・・
うーん。私も今後も前の先生に診ていただき、
取り上げて欲しいので、
残念だった気持ちがよくわかります。

私が生まれた個人産院は、
私の母が生まれた産院でもありました。
なかなかそんな産院もなくなっていくのかも
しれませんね・・・・
| なちゅら→心海ママさん | 2006/05/27 5:06 PM |
★かもめさんへ
お医者様も実は体力&気力勝負ですよね・・・
慢性疲労症候群などになってしまう方も
多いでしょうね・・・
お身内の方の正直な安堵したお気持ち、
その状況がよく伝わってきます。
| なちゅら→かもめさん | 2006/05/27 5:02 PM |
★ももっちママさんへ
大阪でも影響出てますか・・・。
新聞記事を見ても、都会の都市でも分娩施設が1つだけと
なったケースが記載されていましたね・・・。
以前からあった危惧がやっと表面化してきた
ところでしょうね。
それもうけてか、
産婦人科医・小児科医を目指す研修医の数は
以前より増えてきているそうです。
今の先生方が疲労で辞めないうちに、
状況を打開してほしいものですね。
| なちゅら→ももっちママさん | 2006/05/27 4:58 PM |
産科減少、これは本当に大変な問題ですよね。お産はいつはじまるかわからないし。お産に携わる人の勤務は辛いでしょうね。私は個人で産みましたが先生は1人。先生の家が病院とつながっているので安心でした。でも夜中休日と呼び出される先生はいつ寝てるんだ?って思うほどでした。本当に頭があがらないですね。
母乳については、もちろん飲ませることができればいいですがうちの母は姉の出産時に生死をさまよい大量の輸血をした為、母乳育児ができなかったそうです。あまりに母乳がいい!と言われすぎているせいか姉は小学校の「生い立ち」でそのことを作文に書きその後周囲から「愛情のない子」と言われ毎日泣いていたのを思い出します。母は幼くまだ理解に乏しい姉に一生懸命伝えていましたが・・。今となっては事情がわかるけど母はそれからずっと負い目を感じているそうです。完母が絶対的にいいのはわかるけど、色んな理由であげたくてもあげられない人もいるし。。そんな母と姉を見ていた私は「絶対完母!」にはちょっと抵抗があります。(私の個人病院は「あげられる人は母乳がいいね」でした)もちろん例外は認めているんだろうけど、でも「母乳以外のものを与えないように」って言われるとやっぱり「母乳じゃないものはよくない」って言われている気がする人もいるでしょうね。やっぱりお産も母乳も育て方も10人10色ですね[フタバ]
| あおママ | 2006/05/27 2:03 PM |
産科不足を私も目のあたりにしました。私が通っていた総合病院も今年三月に産科の閉鎖…心海の兄弟もまたここで!と思っていました。幸い?医師と仲良くなり移転先を教えてもらいましたがやっぱり車で1時間半…通えません(:_;)とってもいい女医さんなので悲しいです…
| 心海ママ | 2006/05/27 10:06 AM |
私の兄の場合、慢性の過労から血圧が200を超える状態となってしまい、辞めることを決断したそうです。
永年、県立病院の勤務医として多忙な毎日でしたが、5年ほど前からは、臨床のかたわら副院長の仕事までやることになりました。
そのころから、疲れているのに眠れないとか、頭痛などに悩むようになったそうです。
3年前に会ったとき、顔色が悪いなぁ、と感じていました。
だから今回辞めることを聞いて、安心した、というのが私の正直な気持ちです。
今の医療制度、問題がいろいろあるようですね。
| かもめ | 2006/05/27 8:54 AM |
こんばんは、なちゅらさん。
「産科減少」という問題は知ってはいましたが、私は大きな病院もあちこちで目にする大阪市内に住んでいるので大丈夫かなと思っていました。
ところが妊娠して安定期に入るころ、通っていた総合病院が産科休診になって慌てたり、今お世話になっている大学病院の先生方がほとんどお休みをとれてなさそうだったりで、はじめて「こういうことか」と実感しました。
無事に出産できても、その先にまた小児科医不足という問題もありますよね・・・
数年先、一体どうなっているのかと考えると怖いです[サーッ]
| ももっちママ | 2006/05/27 1:00 AM |
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